フリーランスエンジニアを取り巻く環境

Tweet

Pocket

転職？それともフリーランス？

転職サイトをあれこれチェックしているエンジニアなら、フリーランスのことが脳裏をかすめているかもしれません。「フリーランスは不安定」というイメージは拭えないながらも、昨今の世の流れを見ていると、フリーランスも悪くなさそうに思えるものです。実際、フリーランスを取り巻く環境はどんどん変化しています。

優秀なエンジニアならフリーランスのほうが稼げる

会社員のいいところは、なんと言っても「安定」ですよね。個人が会社にもたらした利益の大きさに関係なく、社員みんなが安定的に給料をもらうことができます。会社に大きな利益をもたらすことができるようなエンジニアがフリーランスになれば、出す利益はすべて自分のもの。他の人にその利益を分配する必要がなくなるので、必然的に高収入になります。結局のところ、優秀な人はどの環境に身をおいたって優秀なんですよね。優秀なエンジニアがフリーランスになって失うのは、もはや「安定」だけなのかもしれません。

フリーランスが生きやすい環境が生まれつつある

社会的認知度は以前よりも高くなったとはいえ、社会的地位が安定したとは言い難いのがフリーランスの現状です。とはいえ、フリーランス協会が発足するなど、フリーランスのための環境整備は着々と進行中。ちょっと前までフリーランスがクレジットカードを作るのはひと苦労だったのに、いまやフリーランス用のクレジットカードまで誕生しているほどです。働き方改革を進めたい政府のバックアップも徐々に効いてきているといったところでしょうか。

副業から本業の流れでリスクを最小限に

フリーランスになるやいなや会社員時代の収入を超えてしまう人の多くは、会社員とフリーランスの兼業を経験しています。安定した収入を確保しつつフリーランスとしての力を試せるとなると、失敗リスクは激減します！フリーランスになってはじめて1から土台を築くのではなく、ある程度の土台を作ってからフリーランスになれるので、兼業フリーランスから専業フリーランスになったときの安定感は抜群です。あっという間に会社員時代の収入を上回ってしまうのも納得ですね。では、優秀なエンジニアが副業を経てフリーランスになれば、豊かな人生が約束されているかというとそうではありません。どんなに環境が整っていても、フリーランスが不安定なことには変わりなし。実力と要領がなければ長く生き残っていくことは難しい世界です。だからといって、会社員に絶対的な安心・安定が約束されているわけでもありませんよね。会社員がいいかフリーランスがいいかは、その人の能力と行動力にかかっているといえるのかもしれません。